高齢者の高血圧/年齢別平均血圧
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【謹告】 下記の記事の中に「実際に、高齢の高血圧症の人が降圧薬を服用すると、全死亡の12%、脳卒中死が36%、心筋梗塞による死亡が25%減少することが証明されています。」 と書いていますが、この記事は、5年位前に書いたもので、今では私は疑わしい(捏造 ?)と思っております。 というのはこれをリンクしたページ無くなっています。

また 【年齢別高血圧表】のMOTEKIとかいう血圧計の会社のページも閉鎖しています。 要するに血圧を年齢別に判断することは高血圧学会としては排除している 証拠ではないかと思われます。                                           2014-6-10記 





高齢者の高血圧について

---年齢別平均血圧は何故使われないのか? ---


私は高齢者で本態性高血圧であり、収縮期血圧のみ高値の孤立性収縮期高血圧であり多分、食塩非感受性高血圧 の患者だと思います。日頃 年齢と血圧に関し疑問に思っていることを纏めてみました。 前段はガイドライン等を参考にしていますのでむしろ正当な記事ですが、後半は 医学と無縁の一人の患者の疑問を綴ったものですので参考にはなりませんが同じような 疑問をお持ちの方には多少役立つかもしれません。

現在、医学的には、一般的に65歳以上を高齢者としています。
高齢者の高血圧には

           @収縮期(上の)血圧と拡張期(下の)血圧の差が大きい、
           A血圧が変動しやすい、
           B立ちくらみや食後の血圧低下が起きやすい、
           C夜間も血圧が下がりにくい、
           D明け方に血圧が上昇しやすい

などの特徴があります。
高齢者では心疾患や脳梗塞、腎障害などの発症リスクが高く、また、本人が気づいていなくとも、既にこれらの臓器障害を発症している人もも少なくないようです。
したがって、高齢者の高血圧は特に慎重に治療する必要があるようです。
一方、このようにリスクが高い高齢者は治療の恩恵も大きく、実際に、高齢の高血圧症の人が降圧薬を服用すると、全死亡の12%、脳卒中死が36%、心筋梗塞による死亡が25%減少することが証明されています。 (降圧剤の服用の効果は疑わしいです。多分リンク切れになっている記事に書かれていたものです。)
ただし、75歳以上の高齢者では、若い方と同様の程度まで血圧を下げても、それより10mmHg 程度高い値に下げたグループと心血管病の発症率が変わらなかったとする研究結果も少なくないようです。

・・・・・とここまでは、模範的な解説なのですが、ここで疑問というか多少気がかり なことがあります。 昔、年齢+90 が上の血圧の限界で、それ以下は正常だといわれていました。 しかしその後、世界の傾向や 年齢と関係なく血圧上昇とともに心血管病の危険性が増加するとの研究の結果、年齢に関係なく140以下に降圧する方が良いとなったため年齢別の平均血圧の表が高血圧の説明から消えてしまいました。 

  しかし年齢別の血圧は表のあるなしに拘わらず、加齢、特に血管の老化(動脈硬化)により加齢とともに血圧は間違いなく上昇していますが、その実態は変わることはありません。
 全く素人の考えとしては、加齢により動作不良の血管を補うため血圧を心臓が上げて血行を必要な強さ?に促進するためでないかとも考えられ、高齢者にはある程度は血圧の上昇がむしろ必要なのではないか・・・・・と。

そこで年齢別の平均血圧を 血圧計の メーカMOTEKIのページより探して高齢者の部分を抜き出してみたのが下記の表です。表には出していませんが29才までは男女とも上128下75という平均値です。 理想的な値は上120:下80:脈圧40で3:2:1の比率 だと記載されていました。
2009年の高血圧の治療のガイドラインでは上の血圧が140以上は年齢や性別に 関係なく高血圧であるとしています。 この年齢別平均血圧表では平均的に女50才以上男55歳以上は全員高血圧該当者となり、治療を要する患者となります。

この表では男女とも55歳以上は年齢別平均血圧の上が150以上であり、年齢に比例して上昇しています。 上の血圧が65歳以上の高齢者は158(男)166(女)で 70歳以上になると165男171女となっています。試みに最高・最低値を併記 してみましたが年齢とともにその較差は大きくなっています。
ここで気がついたことですが平均寿命が長い女性の方が何故血圧が高いのか、高血圧でも女性は強く死亡率が低いのではないかと想像します。実際、女性の高血圧者の心血管病の発病率は男性と比べ可也低く、相当高血圧でも罹病しない実態があるようです。なぜ女性が男性より高い血圧なのに優位なのか解明してほしいと思います。

【高齢者の血圧(年齢・性別)について】

年齢
45以下は省略
45
〜49
50
〜54
55
〜59
60
〜64
65
〜69(Max〜Min)
70
以上(Max〜Min)
最高血圧平均値 132 136 150 156 158(188〜128) 165 (197〜133)
標準偏差 22 26 27 28 30 32
最低血圧平均値 83 87 88 91 89(106〜72) 89 (106〜72)
標準偏差 14 16 16 16 17 17
最高血圧平均値 140 147 150 158 166(196〜136) 171 (202〜140)
標準偏差 26 28 28 30 30 31
最低血圧平均値 84 86 88 90 91(106〜76) 91 (107〜75)
標準偏差 16 15 16 16 15 16




高齢者の高血圧の特徴として、A血圧が変動しやすい、というのがありますが この血圧の測定毎の違いが大きすぎて一体どの値をとれば良いのか分らなくなることが 多いです。
 最初の血圧は高くでるとか3度測って最小値を採るとか時間や条件を 同じにしてとかいろいろあります。これは家庭での血圧ですが通常、医療機関では一回測っていとも簡単に高いとか良いとか判断していますがこれでよいのかなあと思うこともあります。

 家庭血圧で3回測って上の血圧の差が15もあると考えてしまいます。もう1つ降圧剤を服用している場合は薬を飲んだ時間も関係があると思いますかその関係も持続効果があるとしてもよくわかりません。考えてみれば心臓は分70回一日10万回も拍動していてその都度血圧が発生しているわけですし、測定誤差みたいなものもあると思います。

いずれにしても血圧が多少高くでたとか、少しの違いに捉われないほうが良いようで たとえ目標降圧値が140であっても、年齢と測定毎の違いを考慮してある程度ブラスして弾力的に融通を効かして考えた方が良いように思っています。



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